活動報告 REPORT

2022.02.28 予算特別委員会 厚生関係 質問

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本日は、予算特別委員会の厚生関係が行われ、市議会公明党会派からは、西田浩議員、碓氷芳雄議員と私が質問させて頂きました。

(石田)

①児童の虐待防止対策について

質問

先日,岡山市で母親と男友達の虐待により,6歳の女の子が亡くなるという痛ましい事件がありました。虐待死の事件があるたびに胸が締めつけられるとともに,児童相談所が関与しながらなぜ救えなかったのか,もっと何かできたのではないか,体制に問題はなかったのかと,様々な思いを巡らせるのは私だけではないと思います。
児童相談所の役割として,問題と思われる家庭の子供を一時保護して,親子を分離するという介入的機能と,家庭引取りに向けて,家族を支援し一時保護を解除するという支援的機能の両方を併せ持っています。しかし,相反する役割の両方を同じ職員が担うことには問題があるとの指摘があります。令和2年に厚生労働省からも,児童相談所における介入機能と支援マネジメント機能の分化について通知が届いていると聞いています。
そこでお伺いします。広島市の児童相談所において,介入的機能と支援的機能に関する体制はどのようになっているのでしょうか。

答弁

 児童相談所は,一時保護や立入調査などの介入的機能と,家族の再統合へ向けた親子関係再構築支援などの支援的機能の両方の側面を持っております。本市では,それぞれの機能を効果的に発揮できるよう,介入的機能と支援的機能を分化した体制を取っています。具体的には,虐待通告に対して初動の介入を行う初期対応グループ,世帯に継続して支援的に関わる相談グループ,施設入所等をした子供とその保護者の家族再統合などを担う施設・里親グループで役割を分担し,グループ間で連携を図りながら,児童虐待などの事案に対応しております。さらに令和4年度は,職員の増員に伴い,より一層迅速かつ的確な初動対応を行うため,初期対応係を新設することとしております。

②里親養育包括支援(フォスタリング)事業について

質問

昨年の2月議会で,里親養育のフォスタリング事業,具体的には里親のリクルートや研修,マッチング,里親の相談支援等の一連の業務を指しますが,部分的に民間事業者に委託するべきではないかと質問いたしました。本市は,令和3年度より,里親の相談支援と研修業務については民間委託を開始するとのことでしたが,その実施状況及びその成果はどうなっているのか,お答えください。

答弁

里親養育包括支援事業では,里親のリクルート,里親研修,子供と里親家庭のマッチング,里親養育への支援などに至るまでの一連の過程において,子供にとって質の高い里親養育がなされるために様々な支援を行っています。これらの支援のうち,里親希望者を対象とする研修,新規に委託した里親宅への訪問や電話相談による支援,里親同士の交流の場の運営について,令和3年5月から社会的養育に関する専門知識や経験が豊かな社会福祉法人広島修道院へ委託をして,実施しています。
実施状況につきましては,令和4年1月までに里親希望者を対象とした研修会を2回実施し,6名の方が新たに里親登録されました。また,新規に里親委託した2件のケースについて,定期的な家庭訪問や電話相談を通じて養育状況を把握するとともに,里親が抱える不安や悩みについて傾聴し,助言を行うなどの里親支援を行っています。
また,里親同士の交流の場の運営については,新型コロナウイルス感染症への対策に配慮しながら,里親同士の交流とスキルアップを目的に,6回のサロンと研修会を同時開催しました。研修会では,民間事業者ならではの柔軟な視点を取り入れ,里親のニーズや子供の年齢を踏まえて,ベビーマッサージなどを行うとともに,社会福祉法人の取組を紹介するなど,里親の方も興味深く受講され,知らなかったことが知れた,もっと早く知りたかったなどの声が寄せられており,大変有意義なものとなっています。


(西田)

①安佐市民病院北館整備について


(碓氷)

①人工呼吸器非常用電源設備補助について

②民生委員・児童委員の活動しやすい環境づくりについて

③高齢者地域支え合い事業について

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