8月の大雨で土砂災害が発生した広島市西区田方の現場に、土砂災害を防ぐ、国の直轄砂防災害関連緊急事業の視察を行いました。合わせて土砂災害が発生した己斐上5丁目と安佐南区山本6丁目の緊急事業について、国土交通省中国地方整備局から説明を受けました。
広島市では、8月11日からの大雨により、14日、15日に甚大な土砂災害が西区田方と己斐上、安佐南区山本で発生。8月22日に、赤羽一嘉国土交通大臣や、安佐南区・安佐北区等で災害対応にあたっていた斉藤てつお副代表(衆議院議員)らが西区田方等の現地視察を行い、その後、迅速な対応で、9月3日に国の直轄砂防災害関連緊急事業により緊急的な砂防工事に着手されることが発表され、土石流警報装置や監視カメラ等が設置されてきました。
そしてこのたび、田方の現場では、今週頭に土砂を受け止める強靭ワイヤーネット(高さ5.5m×幅24m)の設置が完了したとのことで、現場視察を行いました。西区己斐上5丁目と安佐南区山本6丁目は12月上旬には設置完了予定とのことです。
今後、砂防堰堤の工事が進められていきますが、現地案内をしてくださった国土交通省中国地方整備局・広島西部山系砂防事務所の國時正博副所長は、「一日も早い砂防堰堤の完成に向けて取り組んで参りたい」と語られました。事業が着実に進むように、さまざまな課題を解決し、国県市の連携で、しっかりと取り組んで参ります。